購入から1か月、ラズベリーに起きた変化
2026年5月上旬、約1か月前に購入したラズベリー「インディアンサマー」の苗木に、ついに変化が現れ始めた。
いや、“変化”というより、“暴走”である。
この1か月、こいつは実を付ける気配を一切見せないまま、とんでもない勢いで新しい幹を増殖させていた。

(もともとは枝が二本だけひょろっと伸びた小さな苗木を買ったのに…)
朝見るたびに、「お前…昨日そこに居たか?」という謎の新芽が増えている。
しかも伸びる速度が妙に速い。
なんだこの植物。
実はならない。増えるのは枝ばかり
最初は「お、元気でいいねぇ」くらいに思っていた。
だが数週間後、玄関前の鉢ではラズベリーが完全にジャングル化。
見た目もだんだん“果樹”というより、“ちょっと危険な雑草”になってきた。
にもかかわらず、実は一向に付かない。
葉っぱ!
枝!
トゲ!
新芽!
以上!!
「こいつ、収穫される気あんのか?」
毎日ラズベリー鉢にツッコミを入れる生活が続いていた。
しかも生長が早いということは、土が乾くのが早いことを意味する。
ラズベリーは(わたしが育てている)他の果樹と比べて明らかに水やりの頻度が多い。
一方その頃、レモンは完全停止していた
ちなみに同じ日に購入したレモンの苗木は、この一カ月全く変化なし。

新芽も出ない。
新梢も伸びない。
ラズベリーが「増殖系モンスター」なら、レモンは「完全沈黙系植物」である。
毎日見比べていると、
「植物によってここまで成長速度違うのか……」
と驚かされる。
ついに超小さい緑の実が現れる
だが――
ついに。
ついに、我が家のラズベリーにも超小さい緑色の実らしきものが姿を現したのである。

まだ小さい。
小さいが、あれはどう見てもラズベリーの赤ちゃんだ。
あと数週間もすればこうなるはずだ↓

そう、これこそ妻が大好きなラズベリーである。
ここまで長かった…。
本当は摘果した方がいい
一応、二季成り性品種なので、今年は株を優先して摘花・摘果し、収穫は来年から本格的に――などと、栽培本っぽい計画は立てていた。
立ててはいたのだ。
だが、妻は「ラズベリーがあれば一生暮らせる」と言い出すレベルのラズベリー好き。
そんな状況で、「今回は株を育てるために摘果するね、収穫は秋かな?」などと言えるわけがない。

むしろ今ここで摘み取ったら、“家庭内ラズベリー戦争”が勃発しかねない。
ちなみにわたしはラズベリーへの思い入れは一切ない。
繰り返す、一切ない!
ということで、仕方ない。まずは一度、“本当に家でラズベリーが収穫できる”という成功体験を妻に示しておくか。
たとえ相手が、玄関前で制御不能化しつつあるトゲ付き増殖植物だったとしても。
おわりに
こうして我が家では、妻の夢である“無限ラズベリー計画”が静かに始まった。
なお、わたしは今のところ、
という役割しか担当していない。
そして隣では、全く動かないレモンの苗木がこちらを見ている。
植物にも、“陽キャ”と“陰キャ”があるのかもしれない。
第四話へ続く…


すだち
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