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【第四話】ラズベリーに肥料は必要?繁殖モンスター相手に本気で調べてみた

ラズベリーに肥料は必要?繁殖モンスター相手に本気で調べてみた ラズベリー

ラズベリーを育て始めて約1ヶ月。

この植物――どう考えても様子がおかしい。

伸びる。
増える。
広がる。

朝見るたびに、「お前、昨日そこおらんかったやろ」みたいな枝が増えている。

ラズベリーの苗木を買ってみた。

そんな「繁殖モンスター」であるラズベリーを眺めながら、ふと思った。

「……ん? コイツ、肥料いるのか?」

というのも、肥料ゼロの状態ですでにかなり元気なのだ。

ここでさらに肥料を投入してしまったら、もう「家庭菜園」では済まない気がする。

数年後には、「京都市の住宅街にラズベリー林が発生」みたいなニュースになる可能性すらある。

だが、ラズベリーが大好きな妻に、甘くて美味しい実を食べさせてあげたい。

なので、めんどくさいがちゃんと肥料についても調べることにした。

施肥タイミングをざっくりまとめると、こんな感じらしい。

年間施肥量の肥料の種類
春肥え4割緩効性
夏肥え3割
秋肥え3割

ちなみに驚いたことに、ラズベリーの施肥情報はかなり少ない。

検索しても、ブルーベリーやレモンほど丁寧な解説が出てこない。

たぶんみんな、「まあラズベリーやし、勝手に増えるやろ」と思っているのだろう。

まあ、わからんでもない。

「肥料のこと、なーんも知らない♡」という状態で植物を育てておられるおバカさん私のこと)に向けて、肥料の基礎知識をわかりやすく解説しているので、興味があればこちらも読んで欲しい。

春肥え

まずは、寒い冬が徐々に終わりを迎え、暖かな春が到来する頃に一発、緩効性の肥料を与えよう。

これを春肥え(はるごえ)と呼ぶ。

春肥えは、ラズベリーに“スタートダッシュ”を決めさせるための肥料である。

ラズベリーの肥料をあげるタイミング

2月下旬〜3月上旬くらい。

まだ「普通に寒いですけど?」という時期に、緩効性肥料を与えるのが良いらしい。
年間施肥量の4割をここで投入。

つまり、開幕ブーストである。根っこに養分をため込み、「さぁ来い春!!」とラズベリーが助走を始める。

イメージ的には、冬眠明けのスポーツ選手である。

「春のうちに養分ため込んで、今年こそ本気のスタートダッシュ決めたるでぇぇ!!」

夏肥え

続いて夏肥え(なつごえ)。

こちらは、実付きブースト用である。

ラズベリーの肥料をあげるタイミング

6月初旬〜中旬くらい。

本格的な猛暑になる前に、緩効性肥料を投入する。
年間施肥量の3割。

ここでラズベリーは一気にギアを上げる。

ただし注意点もある。

8~9月の地獄みたいな猛暑ではラズベリーもさすがにばてて休眠に入る。この時期に即効性肥料をあげると栄養過多で最悪枯れる。

植物界にも“食べ過ぎて体調崩す”現象が存在するのである。

「実付きブースト開始。今年は遠慮せんぞ…ベランダをラズベリーまみれにしたる!!」

秋肥え

そして秋肥え(あきごえ)。

これがまた、なかなか働き者の肥料である。

役割は、

  • 実付きブースト後半戦
  • 収穫後のエネルギー補給

の二刀流。

ラズベリーの肥料をあげるタイミング

特にわたしが育てているのは、二季成り品種の「インディアンサマー」。

名前だけ聞くと洋楽バンドっぽいが、夏前と秋前の二回収穫できる優秀なラズベリーである。

なので9月後半〜10月前半ごろ、再び緩効性肥料を与えるのが良い。

これはつまり、

  • 「二回目の実を作れ」
  • 「さらに冬も越せ」

という、なかなかブラック企業みたいな要求をしているのである。

普通の果樹は、実を付けるためにかなりのエネルギーを使うため、収穫後に

「今年も一年おおきにさん。たんと休んでおくれ」

という意味で、「お礼肥え」を与えるのが普通だ。

だが――

「ラズベリー お礼肥え」

で検索しても、驚くほど情報が出てこない。

なんなら検索結果全体から、「いやコイツ生命力強すぎるから別にいらんやろ」という圧を感じる。

たしかに、今の暴れっぷりを見ると否定できない。

「収穫されまくったけど、養分チャージで完全復活や!!」

おわりに

ラズベリーに肥料は必要?繁殖モンスター相手に本気で調べてみた

正直、ラズベリーを育て始める前は、「果樹って、もっと繊細で上級者向けなんやろな…」と思っていた。

だが実際に育ててみると、ラズベリーは繊細どころか、「放っといても増えるタイプの生命体」だった。

むしろ今のわたしは、

「どう育てるか」よりも「どう暴走を止めるか」

を考え始めている。

数年後、わが家の玄関前が完全にラズベリー林になっていたら、その時はまた記事にしたいと思う。

第五話に続く。

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