2026年5月上旬、気付けば我が家のいちごの苗にも待望の花が咲いていた。

花が咲いたので感動して覗き込んでみると、なんとひょっこりランナーも生えていたのである。

(今までどこに隠れてやがった…)
ということで、この記事ではランナーの役割及び除去すべき理由を紹介しよう。
いちごの「ランナー」とは?
いちごを育てていると、ある日突然、細長いツルのようなものが伸びてくる。

これが「ランナー(ほふく茎)」である。
見た目は雑草のようだが、実はこれ、いちごが自分の“子ども”を増やすための仕組みなのだ。
ランナーの先端には小さな葉っぱが付き、土に触れると根を出して、新しい苗になる。

つまり、
親株(母体)からランナー(へその緒)を通して先端の子株(胎児)に栄養を送る
という構図になっている。
いちごは「ランナー側」と逆方向に実をつける
ここが初心者にはややこしいポイントである。
いちごは、ランナーを伸ばした方向とは逆側に花や実をつけやすい。
つまり、
ランナー側 → 子孫を増やす側
反対側 → 実をつける側
のようなイメージで動いている。

なので、プランター栽培では
「実がつく側(ランナーの反対側)を手前にし、プランターから実を垂らす」
という配置を意識すると、かなり管理しやすくなる。

いちごの苗をプランターの中央に植えてしまうと、実が空中浮遊せずに土に接触してしまうためカビが生えたりするので注意。

ランナーは切るべき?放置していい?
これは目的によって変わる。
実をたくさん収穫したい場合、ランナーは早めに切るのがおすすめ。
理由は簡単で、ランナーを伸ばすと株の体力をかなり使うからである。
放置すると、
などが起きやすい。
家庭菜園で「今年の収穫」を優先するなら、基本はカットでOK。
わたしはランナーが出てくるそばからブチブチと切断していっている。

ランナーを伸ばすために、いちごはかなり体力を使っていることを忘れてはいけない。
苗を増やしたい場合
逆にいちごの収穫シーズンを終えて、次世代の子株を作りたいならランナーを育てよう。
ランナーの先端にできた小株をポットに固定しておくと、根が出て独立した苗になる。

これが「子株取り」である。
うまくいけば、1株から何株にも増やせる。
いちご農家も、この仕組みを使って苗を増やしているらしい。
ランナー管理で初心者が混乱しがちなポイント
「どの子株を使えばいいの?」
ランナーには、
…と順番に苗ができる。
(なので定期的にちぎる必要がある)
一般的には、
と言われることが多い。
なので初心者は、2番目か3番目のランナーを使うと失敗しにくい。
ランナーが出ないこともある

初心者が意外と焦るポイントがこれ。
実は、いちごは季節や株の状態によって、ランナーを出さないことも普通にあるらしい。
特に、
などでは出にくい。
「うちのいちご、ランナー出ないんだけど!?」
となっても、割とよくある話なので安心して欲しい。
おわりに
ということで、ランナーの正体も役割も分かった。
分かったのだが――
我が家のいちごは、なぜかランナーだけは元気である。
実は控えめ、ランナー全力。
お前は何を優先しているんだ。
どうやら今年も、「収穫」と「子孫繁栄」の価値観の違いに振り回されることになりそうである。
第五話に続く…



すだち
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