5種類目の果樹登場
さて、2026年3月下旬にブルーベリーの苗木を購入して以来、気付けば我が家のベランダ(玄関前)は少しずつ果樹園化が進行していた。
一番初めに購入したラビットアイ系のブルーベリーに続き、
を次々と迎え入れ、育成日記を更新し続けた結果――本日2026年5月18日時点で、すでに23記事を公開するまでになった。
もはや「鉢植え果樹を育てる園芸初心者」というジャンルを自ら開拓しつつある(気がする)。
そして今回。
満を持して、新たなる果樹が参戦する。
5種類目の挑戦者――
「すだち」である。

ずっと放置されていたすだち
記念すべき5種類目……と言いたいところなのだが、ここで問題が発生する。
このすだち、何年も家の前で置物として放置されていたのだ。
つまり、いつ買ったのか覚えていない。
いや、本当に。自分で買った記憶はある。
確か初めて寄った園芸店か何かで「おっ、すだちいいやん」と軽いノリで手に取り、それから数日間は育て方を熱心に調べ、水やりをしていた気もする。
しかし人間の情熱というものはかくも儚いものである。
数日後には興味が別方向へ飛び、すだちはそのまま玄関前へ――。
そして数年間。
風に吹かれ、雨に打たれ、夏を越え、冬を越え……気付けば誰にも顧みられることなく生き抜いていた。
もはや管理植物ではなく野良すだちである。
まさかの樹齢4年、収穫適齢期に差しかかっていた。
そして肝心の樹齢だが……
2024年の夏には既に存在していた気がするし、その年に2~3個収穫した記憶もある。
記憶が曖昧すぎて考古学調査みたいになっているが、おそらく少なくとも樹齢4年。
つまり私は今、
知らない間に育っていた4年生の果樹を相続した状態
である。これは地味にアツい。
普通に考えれば、樹齢4年ともなれば樹もそこそこ育っているはずだ。
そもそもレモンやすだちのような果樹は、植えてすぐ実を収穫するよりも、数年間は実を諦めて樹の成長を優先した方が最終的には得をしやすいと言われている。
目先の数個より、未来の収穫爆発を狙え――という、なかなか長期投資家向きな植物なのである。
実際、レモンも「最初の数年は収穫を我慢して樹を育てろ」と言われており、わたしも以前そのあたりの記事を書いた記憶がある。
肥料や剪定を研究し、葉数を数え、水やりのタイミングに悩み……園芸とは、努力と忍耐の世界なのだ。
……だが。この野良すだちは違う。
こちらは数年間、完全放置。
育成計画なし。
将来設計なし。
たまに視界の端に映る程度。
にもかかわらず、気付けば少なくとも4年生。
しかも気味の悪いフォルムの謎新芽まで出てきている。

もしかすると私は知らぬ間に、果樹界の奥義――「放ったらかし育成法」を完成させてしまったのかもしれない。
飽きて見向きもしなくなったことが、結果的に樹の成長につながったという怪我の功名感すらある。
いや、功名なのか怠慢なのかは判断が難しいところだが。
ということで――
もしかすると今年は「すだち収穫祭」が開催されるかもしれない。
開催してほしい。
いや、4年待ったんだ。
そろそろ開催してください。
新葉が増殖中、まずは剪定から?
現状、気温上昇とともに新葉がものすごい勢いで増殖しているので、まずは剪定から着手する予定である。

あと葉がかなり茂っているので、
の肥料も検討している。
肥料についてはこちらの記事を参照してほしい。
さて――
数年間、玄関前でひっそりサバイバル生活を送っていた忘れられし野生のすだち。
その再起の物語が、今始まる。
おわりに
数年間放置されても生き抜いたすだちを見る限り、どうやら育成技術より生命力の方が圧倒的に勝っていたらしい。
果たして今年はハッピーエンドか、それとも4年間の放置が伏線回収される回なのか。
とりあえず今後は、存在を忘れないところから頑張ろうと思う。
第二話に続く…




すだち
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